普段から色をつくる作業を大切にしています。
水性絵の具をつかう場合
含ませる水の分量によって微妙に色が変わります。
そして乾くとまた少し変わります。
下地の色によっても、重ねる色によっても変わります。
そしてとなり合う色によっても(印象が)変わってきます。
青とオレンジのような
補色同士の色を混ぜ合わせると
思いもしなかったような色にみるみる変化していきます。
青がオレンジへと変わっていくあいだには
無数の呼び名のわからない
きれいな色の瞬間が潜んでいます。
色を自由自在に扱えるようになるには
それらの変化をひとつひとつ
試していくしかないと思っています。
その難しさの中に、
作りたい色が作れたときの喜びがあります。
2011年12月13日